03-3996-8211
〒179-0075 東京都練馬区高松6-3-21
【営業時間】AM10:00〜PM5:30【定休日】水曜日・第3日曜日
5月の園芸作業「ツツジ・サツキの花後剪定」
春の花といえば桜ですが、満開に咲くツツジ・サツキも春を代表する花木ですね。
花後の5月はツツジ・サツキの剪定時期です。
今回の5月の園芸作業は「ツツジ・サツキの花後剪定」と、育て方をご紹介していきます。
ツツジは約800種類あり、落葉性と常緑性があります。
日本の野生種を改良されているものなので栽培しやすく、庭植え・鉢植えどちらでも楽しむことができる花木です。
落葉性:ドウダンツツジ/レンゲツツジ/ミツバツツジ etc.
常緑性:平戸ツツジ/久留米ツツジ/サツキ(半落葉) etc.
ドウダンツツジ
久留米ツツジ
■剪定について
落葉性・常緑性ともに花後すぐ〜6月中旬までが剪定時期となります。
今年伸びた枝に、夏〜秋にかけて翌年咲く花芽が出来ます。その為、夏以降に剪定してしまうと花芽を切り落としてしまうことになるので注意しましょう。
※レンゲツツジ、ミツバツツジはもともと枝数が少なく萌芽力も弱い為、剪定不要です。
道具は刈り込み鋏や剪定鋏を使用します。
左:刈り込み鋏/右:剪定鋏
ツツジ・サツキのような刈り込み剪定ができるものは、刈り込み鋏を使って大まかな形に剪定した後、剪定鋏で仕上げていきます。
次に剪定位置ですが、どのように仕立てたいかによって、下記の図の様に3種類あります。
A,B,Cの位置で高さを決めてカットしたら、混み合っている部分の枝を間引きます。
A,弱剪定
年々株を大きくしたい時(新枝の伸びより弱い剪定)
B,中間の剪定
翌年も同じ大きさで楽しみたい時(新枝が翌春までに伸びる長さを予想して、新枝の伸びと同等の位置で剪定)
C,強剪定
小さく仕立て直したい時(深い位置まで切り戻しをする剪定)
また、夏以降に剪定する場合は、伸びすぎた枝(徒長枝)のみをカットし、樹形を整える程度にしましょう。
■植え付け
常緑性は2〜5月または9〜10月、落葉性は秋〜早春の落葉期が植え付け適期となります。
用土は酸性土壌(pH5~5.5)を好むので鹿沼土やピートモス(酸度未調整)を加えます。
・地植え・・・根鉢の2倍ほどの穴を掘り、腐葉土やピートモスを3割ほど混ぜる。
・鉢植え・・・培養土6:鹿沼土4の割合の土に植え付ける。
※以前にツツジ・サツキ類が植えられていた場所では生育が悪くなる為、場所を変えたり、土壌改良をするなどの対策をしましょう。
■肥料
緩効性化成肥料(N・P・Kの3要素等量)を1〜2月に寒肥として、また5月に花後のお礼肥として与えます。
※花が咲く前に肥料が多いと、枝葉が伸びすぎてしまうので注意しましょう。
肥料分は主に新しい根(根の先端)から吸収されるので、幹に近い場所ではなく、樹冠(枝先)の縁に沿って肥料を施します。※下図参照
⚫︎印は肥料
数箇所、深さ15〜20cmほどの穴を掘り、肥料を埋めます。
■水やり
地植えの場合は、晴天続きで土が乾いた時に与えます。普段は降雨任せでOKです。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
ツツジ・サツキは初めてでも育てやすく、春の満開時には花が株を覆うように咲く姿はとても美しいです。
花後の剪定時期を逃さずに、上手に仕立てて毎年たくさんのお花を楽しみましょう!
★⭐︎ここでプチPoint!⭐︎★
ツツジ類以外の春咲き花木も花後すぐ〜6月中旬までの剪定が大切です。
例)
・ユキヤナギ、レンギョウ、トキワマンサクetc.・・・ツツジ同様刈り込み剪定
・アカシア、花桃、ボケetc.・・・枝切り剪定
花後なるべく早くに剪定を行い、花芽が出来る夏までに、新しい枝を十分に太く充実させると来年たくさんの良い花を楽しめます!
また、剪定については5月17日(土)に「常緑樹の春の剪定教室」を開催します!
実演も含めながらご説明致します。日時など詳しくはこちらをご覧ください。
ご参加お待ちしています🎵
インスタグラムのフォローもお願い致します!
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有限会社庭樹園
電話番号 03-3996-8211 住所 〒179-0075 東京都練馬区高松6-3-21 営業時間 AM10:00〜PM5:30 定休日 水曜日 毎月第3日曜日 WEB https://teijuen.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
25/05/19
25/05/14
25/05/10
TOP
春の花といえば桜ですが、満開に咲くツツジ・サツキも春を代表する花木ですね。
花後の5月はツツジ・サツキの剪定時期です。
今回の5月の園芸作業は「ツツジ・サツキの花後剪定」と、育て方をご紹介していきます。
ツツジは約800種類あり、落葉性と常緑性があります。
日本の野生種を改良されているものなので栽培しやすく、庭植え・鉢植えどちらでも楽しむことができる花木です。
落葉性:ドウダンツツジ/レンゲツツジ/ミツバツツジ etc.
常緑性:平戸ツツジ/久留米ツツジ/サツキ(半落葉) etc.
ドウダンツツジ
久留米ツツジ
■剪定について
落葉性・常緑性ともに花後すぐ〜6月中旬までが剪定時期となります。
今年伸びた枝に、夏〜秋にかけて翌年咲く花芽が出来ます。その為、夏以降に剪定してしまうと花芽を切り落としてしまうことになるので注意しましょう。
※レンゲツツジ、ミツバツツジはもともと枝数が少なく萌芽力も弱い為、剪定不要です。
道具は刈り込み鋏や剪定鋏を使用します。
左:刈り込み鋏/右:剪定鋏
ツツジ・サツキのような刈り込み剪定ができるものは、刈り込み鋏を使って大まかな形に剪定した後、剪定鋏で仕上げていきます。
次に剪定位置ですが、どのように仕立てたいかによって、下記の図の様に3種類あります。
A,B,Cの位置で高さを決めてカットしたら、混み合っている部分の枝を間引きます。
A,弱剪定
年々株を大きくしたい時(新枝の伸びより弱い剪定)
B,中間の剪定
翌年も同じ大きさで楽しみたい時(新枝が翌春までに伸びる長さを予想して、新枝の伸びと同等の位置で剪定)
C,強剪定
小さく仕立て直したい時(深い位置まで切り戻しをする剪定)
また、夏以降に剪定する場合は、伸びすぎた枝(徒長枝)のみをカットし、樹形を整える程度にしましょう。
■植え付け
常緑性は2〜5月または9〜10月、落葉性は秋〜早春の落葉期が植え付け適期となります。
用土は酸性土壌(pH5~5.5)を好むので鹿沼土やピートモス(酸度未調整)を加えます。
・地植え・・・根鉢の2倍ほどの穴を掘り、腐葉土やピートモスを3割ほど混ぜる。
・鉢植え・・・培養土6:鹿沼土4の割合の土に植え付ける。
※以前にツツジ・サツキ類が植えられていた場所では生育が悪くなる為、場所を変えたり、土壌改良をするなどの対策をしましょう。
■肥料
緩効性化成肥料(N・P・Kの3要素等量)を1〜2月に寒肥として、また5月に花後のお礼肥として与えます。
※花が咲く前に肥料が多いと、枝葉が伸びすぎてしまうので注意しましょう。
肥料分は主に新しい根(根の先端)から吸収されるので、幹に近い場所ではなく、樹冠(枝先)の縁に沿って肥料を施します。※下図参照
⚫︎印は肥料
数箇所、深さ15〜20cmほどの穴を掘り、肥料を埋めます。
■水やり
地植えの場合は、晴天続きで土が乾いた時に与えます。普段は降雨任せでOKです。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
ツツジ・サツキは初めてでも育てやすく、春の満開時には花が株を覆うように咲く姿はとても美しいです。
花後の剪定時期を逃さずに、上手に仕立てて毎年たくさんのお花を楽しみましょう!
★⭐︎ここでプチPoint!⭐︎★
ツツジ類以外の春咲き花木も花後すぐ〜6月中旬までの剪定が大切です。
例)
・ユキヤナギ、レンギョウ、トキワマンサクetc.・・・ツツジ同様刈り込み剪定
・アカシア、花桃、ボケetc.・・・枝切り剪定
花後なるべく早くに剪定を行い、花芽が出来る夏までに、新しい枝を十分に太く充実させると来年たくさんの良い花を楽しめます!
また、剪定については5月17日(土)に「常緑樹の春の剪定教室」を開催します!
実演も含めながらご説明致します。日時など詳しくはこちらをご覧ください。
ご参加お待ちしています🎵
インスタグラムのフォローもお願い致します!
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
有限会社庭樹園
電話番号 03-3996-8211
住所 〒179-0075 東京都練馬区高松6-3-21
営業時間 AM10:00〜PM5:30
定休日 水曜日 毎月第3日曜日
WEB https://teijuen.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□