03-3996-8211
〒179-0075 東京都練馬区高松6-3-21
【営業時間】AM10:00〜PM5:30【定休日】水曜日・第3日曜日
6月の園芸作業「アジサイの花後管理」
6月のお花と言えばアジサイですね。
梅雨時期のどんよりとした曇り空でも、青やピンク色の満開のアジサイの花を見ると、気持ちが晴れやかに♪
近年では5月の母の日の花鉢ギフトとしても人気です。プレゼントいただいた方も多いのではないでしょうか?
来年もキレイに花を咲かせる為には花後の作業がポイント!
今回の6月の園芸作業は「アジサイの花後管理」についてご説明致します。
■アジサイについて
一般的によく見られるアジサイは「ハイドランジア(西洋アジサイ)」です。
日本原産のガクアジサイ、ヤマアジサイ等が西洋で交配されたくさんの花色(品種)が作られている落葉低木。 花の咲き方には、ほぼ装飾花のみの球形になる「手まり咲き」や、花の外周に萼片(装飾花)が並び、内側に両性花がある「ガク咲き」があります。
▼手まり咲き(玉咲き)
▼ガク咲き
写真撮影者:kailow/提供:ぱくたそ
・日照:日向〜半日陰で管理
・開花期:6〜7月
アジサイにはその他にも、カシワバアジサイ、アナベル、ノリウツギなどの種類があります。
今回はハイドランジア(西洋アジサイ)についてをメインにご説明していきます。
■ハイドランジアの花色 〜用土と肥料について〜
アジサイの花色は酸性土壌で青色に、アルカリ性土壌でピンク色に発色する為、用土の配合と肥料の種類で調整します。
※白色系、カシワバアジサイ、アナベル、ノリウツギは一般的な培養土と肥料でOK
〜青色系品種の用土と肥料〜
・用土:酸性(pH5.5前後)の用土を使用
※アジサイの装飾花の中にあるアントシアニン色素が、土中のアルミニウムと結びつくと青色に発色します。
土中のアルミニウムは酸性土壌でよく溶け出す為、植え付け用土に酸度未調整ピートモスを混ぜてあげましょう。
配合例▶︎酸度未調整ピートモス4+赤玉土小粒4+バーミキュライト2
・肥料:青花専用アジサイ肥料を使用
〜ピンク色系品種の用土と肥料〜
・用土:中性(pH6.5前後)の用土を使用(一般的な培養土でOK)
・肥料:赤花専用アジサイ肥料を使用
※リン酸分の多い肥料を土中に入れて、土中のアルミニムと結合させるとアルミニウムが水に溶け出さずアジサイに吸収されない為、ピンク色が鮮やかに発色します。
▼アジサイ専用肥料
■剪定 〜花がら切りと萌芽前の不要枝剪定〜
剪定をしないと花の咲く位置は年々高くなる為、鉢植えや庭植えでコンパクトに仕立てたい場合は剪定が必要になります。
アジサイの花は充実した枝の先に1つの花房をつける為、花芽分化前の枝を充実させることが必要となります。
※花芽分化とは•••翌年開花する花芽が作られること。 アジサイの種類(アナベル、ノリウツギなど)によって花芽分化時期が異なります。
ハイドランジア(西洋アジサイ)
・花芽分化期:8月下旬〜9月下旬
・剪定時期:7月下旬までに花がら切りを行う。
▼ハイドランジア(西洋アジサイ)の剪定位置(花がら切り)
‼︎注意‼︎▶︎▶︎▶︎葉の量が激減すると枝枯れすることがあります!
開花枝は枝先から1/3〜1/2位を目安に花がら切りを行い、葉の半分以上を残すよう心がけましょう。
萌芽前の不要枝剪定
・不要枝剪定時期:冬(落葉後〜3月上旬まで)
・剪定方法:芽が無い枝・枯れた枝・細すぎる枝・重なり合っている枝を切り取ります。
地際の芽(その年には咲かないが、翌年に咲かせる枝になる芽)がたくさん出過ぎている場合は、芽を付け根から折って芽数を減らしましょう。
■鉢増し
開花株の購入時は鉢が小さく土の量が少ない為、根の成長が妨げられたり、用土がすぐに乾き株が傷みやすいです。
鉢増しをすることで根をしっかり成長させ、夏の水切れを防ぎ、乾燥による葉焼けなどを防ぐことができます。
例)開花株の鉢サイズ5号の場合→7号鉢に植え替える
用意するもの
培養土/アジサイ肥料/スリット鉢/赤玉土 大粒
※今回は根がしっかり張れるおすすめのスリット鉢を使用しますが、底穴のある植木鉢を使用する場合は鉢底ネットも用意します。
▼作業手順
▼人気のアナベルの花後管理も簡単にご紹介▼
アナベル
北米原産で、白やピンク色の手まり咲きの大きな花房が特徴です。
・日照:日向で管理
・花芽分化期:3月以降に伸びる新枝に花芽
・剪定時期:翌年の2月までに。
・剪定位置:葉芽を残して好みの高さで剪定。
↓もっと詳しく知りたい!という方にはこちらのイベント↓
6月28日(土)・29日(日)に「アジサイの花後管理教室」を開催します!
剪定・鉢増しの実演も含めながらご説明致します。日時など詳しくはこちらをご覧ください。
アナベル、カシワバアジサイ、ノリウツギなどについてもご説明します。
ご参加お待ちしています🎵
インスタグラムのフォローもお願い致します!
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有限会社庭樹園
電話番号 03-3996-8211 住所 〒179-0075 東京都練馬区高松6-3-21 営業時間 AM10:00〜PM5:30 定休日 水曜日 毎月第3日曜日 WEB https://teijuen.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
25/06/06
25/05/31
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6月のお花と言えばアジサイですね。
梅雨時期のどんよりとした曇り空でも、青やピンク色の満開のアジサイの花を見ると、気持ちが晴れやかに♪
近年では5月の母の日の花鉢ギフトとしても人気です。プレゼントいただいた方も多いのではないでしょうか?
来年もキレイに花を咲かせる為には花後の作業がポイント!
今回の6月の園芸作業は「アジサイの花後管理」についてご説明致します。
■アジサイについて
一般的によく見られるアジサイは「ハイドランジア(西洋アジサイ)」です。
日本原産のガクアジサイ、ヤマアジサイ等が西洋で交配されたくさんの花色(品種)が作られている落葉低木。 花の咲き方には、ほぼ装飾花のみの球形になる「手まり咲き」や、花の外周に萼片(装飾花)が並び、内側に両性花がある「ガク咲き」があります。
▼手まり咲き(玉咲き)
▼ガク咲き
写真撮影者:kailow/提供:ぱくたそ
・日照:日向〜半日陰で管理
・開花期:6〜7月
アジサイにはその他にも、カシワバアジサイ、アナベル、ノリウツギなどの種類があります。
今回はハイドランジア(西洋アジサイ)についてをメインにご説明していきます。
■ハイドランジアの花色 〜用土と肥料について〜
アジサイの花色は酸性土壌で青色に、アルカリ性土壌でピンク色に発色する為、用土の配合と肥料の種類で調整します。
※白色系、カシワバアジサイ、アナベル、ノリウツギは一般的な培養土と肥料でOK
〜青色系品種の用土と肥料〜
・用土:酸性(pH5.5前後)の用土を使用
※アジサイの装飾花の中にあるアントシアニン色素が、土中のアルミニウムと結びつくと青色に発色します。
土中のアルミニウムは酸性土壌でよく溶け出す為、植え付け用土に酸度未調整ピートモスを混ぜてあげましょう。
配合例▶︎酸度未調整ピートモス4+赤玉土小粒4+バーミキュライト2
・肥料:青花専用アジサイ肥料を使用
〜ピンク色系品種の用土と肥料〜
・用土:中性(pH6.5前後)の用土を使用(一般的な培養土でOK)
・肥料:赤花専用アジサイ肥料を使用
※リン酸分の多い肥料を土中に入れて、土中のアルミニムと結合させるとアルミニウムが水に溶け出さずアジサイに吸収されない為、ピンク色が鮮やかに発色します。
▼アジサイ専用肥料
■剪定 〜花がら切りと萌芽前の不要枝剪定〜
剪定をしないと花の咲く位置は年々高くなる為、鉢植えや庭植えでコンパクトに仕立てたい場合は剪定が必要になります。
アジサイの花は充実した枝の先に1つの花房をつける為、花芽分化前の枝を充実させることが必要となります。
※花芽分化とは•••翌年開花する花芽が作られること。 アジサイの種類(アナベル、ノリウツギなど)によって花芽分化時期が異なります。
ハイドランジア(西洋アジサイ)
・花芽分化期:8月下旬〜9月下旬
・剪定時期:7月下旬までに花がら切りを行う。
▼ハイドランジア(西洋アジサイ)の剪定位置(花がら切り)
‼︎注意‼︎▶︎▶︎▶︎葉の量が激減すると枝枯れすることがあります!
開花枝は枝先から1/3〜1/2位を目安に花がら切りを行い、葉の半分以上を残すよう心がけましょう。
萌芽前の不要枝剪定
・不要枝剪定時期:冬(落葉後〜3月上旬まで)
・剪定方法:芽が無い枝・枯れた枝・細すぎる枝・重なり合っている枝を切り取ります。
地際の芽(その年には咲かないが、翌年に咲かせる枝になる芽)がたくさん出過ぎている場合は、芽を付け根から折って芽数を減らしましょう。
■鉢増し
開花株の購入時は鉢が小さく土の量が少ない為、根の成長が妨げられたり、用土がすぐに乾き株が傷みやすいです。
鉢増しをすることで根をしっかり成長させ、夏の水切れを防ぎ、乾燥による葉焼けなどを防ぐことができます。
例)開花株の鉢サイズ5号の場合→7号鉢に植え替える
用意するもの
培養土/アジサイ肥料/スリット鉢/赤玉土 大粒
※今回は根がしっかり張れるおすすめのスリット鉢を使用しますが、底穴のある植木鉢を使用する場合は鉢底ネットも用意します。
▼作業手順
▼人気のアナベルの花後管理も簡単にご紹介▼
アナベル
北米原産で、白やピンク色の手まり咲きの大きな花房が特徴です。
・日照:日向で管理
・開花期:6〜7月
・花芽分化期:3月以降に伸びる新枝に花芽
・剪定時期:翌年の2月までに。
・剪定位置:葉芽を残して好みの高さで剪定。
↓もっと詳しく知りたい!という方にはこちらのイベント↓
6月28日(土)・29日(日)に「アジサイの花後管理教室」を開催します!
剪定・鉢増しの実演も含めながらご説明致します。日時など詳しくはこちらをご覧ください。
アナベル、カシワバアジサイ、ノリウツギなどについてもご説明します。
ご参加お待ちしています🎵
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有限会社庭樹園
電話番号 03-3996-8211
住所 〒179-0075 東京都練馬区高松6-3-21
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定休日 水曜日 毎月第3日曜日
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