After
今回ご紹介するのは以前にも紹介したウッドで手作りしたサイクルポートの別現場です。
お客様のご要望は駐車場以外砂利舗装のみだった部分に駐輪場を作ることでしたが、土地の形状が三角形に近い台形のため、メーカー製品のサイクルポートをカットして施工したのでは屋根部分が小さくなってしまい、駐輪スペースを十分確保できませんでした。メーカー製品は幅や長さをカットして調節はできますが、一辺を大きく斜めにカットすることはできませんので。
そこで当社では何度も施工しているアイアンウッドのウリン材と、通常のカーポートでも使うポリカーボネート材を組み合わせたオリジナルのウッドサイクルポートで、複雑な形状の土地に合わせて製作することにいたしました。
ですが、メーカー製品と違って、大雪に対しての保証はできないため、場合によるとポリカーボネート材が割れたり、桁の木材が折れたりする可能性もあることを事前にお客様に許可をいただいて施工いたしました。
もちろん当社のウッド工事の経験から十分な強度を考えて施工しておりますので、そう簡単には壊れることはないと思ってはおりましたが、さすがに今年の東京の記録的な大雪で心配しておりました。結果は写真の通り、雪がだいぶ溶けてからの写真にはなってしまいましたが、無事にどこも壊れることはありませんでした。
今回の大雪も大きな経験値となり、今後のウッド工事にもさらに喜んでいただけるご提案ができるのではないかと思います。ウッドの温かみ、手作り感、植物との相性など、自然に溶け込む天然素材のお庭や外構工事の際には、お声をかけていただけると嬉しいです。