特殊な条件での目隠しフェンスを設置した造園工事
東京ではよく見られる、2階にリビングがあるお住まいのお客様からご依頼を受けた造園工事の事例です。
お庭部分は1階から出入りできる掃き出し窓がなく、寝室やお風呂場から眺めるためのスペースとなっていたため、基本的には「使う庭」ではなく、「眺めて楽しむ庭」としてデザインを行いました。
こちらの現場では、2階リビングの窓が採光を重視した大きな窓となっており、その窓から室内が隣家の1階の窓から見えてしまう点が気になるという、少し特殊な条件がありました。そのため、目隠しの方法には特に工夫が求められる現場でした。
2階の窓が完全に隠れる高さまでフェンスを立ち上げることは、強度面や現実的な施工条件を考えると難しいため、厳密な現場調査を行い、2階からの目線の角度を計算した上で、パーゴラを使った目隠しの方法をご提案しました。
具体的には、パーゴラの桁を窓と並行に配置し、計算した間隔で並べることで、上からの光はしっかりと庭に取り込みつつ、1階から2階を見上げる斜めの角度になると、ルーバー状に視線を遮る構造となっています。
お庭部分については、もともと敷かれていたレンガ色の平板を再利用しながら、新たに乱貼り石やレンガ、庭石などを組み合わせて施工しました。特にお風呂場からの眺めを重視し、植栽スペースの左右や奥行きに変化を持たせたり、レンガ色の平板やレンガ花台を斜めに配置することで、単調にならない、眺めて楽しめるお庭となるよう設計しています。