施工後のレンガ物置
今回のご依頼は物置と立水栓のリフォームでした。
既存の物置と立水栓のサイズや配置はそのままに一般的な物置ではなくオシャレなものにして欲しいというご依頼でした。
そこで当社でも後にも先にもこの現場の一回限りですが、レンガを実際に積んで物置を製作しました。
両脇と奥にレンガ積みをして、天板は面取り仕様になるよう型枠を作り、ベージュに仕上がるように色粉も混ぜてコンクリート板を作りました。さすがに職人と2人でも持てなかったため、クレーンで天板をのせることになってしまいました。
扉や棚板は木製で作り、基本の機能性は備えておりますが、メーカー製のスチール物置と比べると、床からの雨水の侵入や湿気などでは目をつむらざるを得ません。ですが、隣に一体型で作った立水栓と合わせて、本当の意味でオンリーワンの物置と立水栓になったと思います。
前述で、後にも先にもこの現場の一回限りと書きましたが、それは機能面や仕上がりに問題があった訳ではなく、現在では様々オシャレな物置が増えてきましたので、コスト面でかなり高価になってしまうレンガ積みの物置のご依頼がそもそもないということです。
ですが、現在あるレンガ調の物置などでは決して出せない「本物」の「重厚感」はフルオーダーならではだと思いますので、本物志向の稀有なご依頼もお待ちしております。